宇野昌磨「どれだけくじけてもやり続ける自分でいたい」4回転4種5本の高難度挑戦へ

 公開練習でジャンプの着氷に成功する宇野昌磨=さいたまスーパーアリーナ(撮影・高石航平)
 着氷に失敗し、天を仰ぐ宇野昌磨=さいたまスーパーアリーナ(撮影・高石航平)
 談笑する宇野昌磨(左)と山本草太=さいたまスーパーアリーナ(撮影・高石航平)
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 「フィギュアスケート・ジャパン・オープン」(2日、さいたまスーパーアリーナ)

 公式練習が1日、本番会場で行われた。平昌五輪銀メダルで、22年北京五輪シーズン初戦へ挑む宇野昌磨(トヨタ自動車)は、ループ、フリップ、サルコー、トーループ(2本)の、4種類5本の4回転ジャンプに挑戦する意向をあらためて表明した。

 練習では、冒頭のループは2回転になり、続くサルコーも失敗。4回転トーループは転倒とミスが続いた。

 それでも「自分の求めているもの、練習のできからしたらほど遠いけど、初めて世界のトップと戦えるスタートラインに立てたんじゃないかと思う」と前向きに語った宇野。完璧な演技を披露する「確率はかなり低いと思う」と受け止めた上で「たとえ失敗しようとも、1シーズン通してこのプログラムを完成させたい」と力強く語った。

 18年平昌五輪後は「色んなことで悩み、色んなものを経験した」。その上で「フィギュアスケートをやりたいと思ったし、挑戦し続けたい、世界トップで戦える選手でいたいと思った」という。「今までのような、失敗を恐れる自分ではなく、1つの成功を目指してひたむきに、どれだけくじけてもやり続ける自分でいたい」。現在できる最高難度へ果敢に挑むファイティングスピリットを胸に、初戦へと向かう。

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