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妙義龍 V争い1差残った 14度目の正直!執念すくい投げで貴景勝を初撃破

 「大相撲秋場所・13日目」(24日、両国国技館)

 平幕妙義龍が13戦全敗だった大関貴景勝を土俵際、執念のすくい投げで初撃破し、7場所ぶり10勝目(3敗)を挙げ、V争いに1差で残った。元気いっぱい34歳ベテランは14日目、大関正代も倒し、逆転初賜杯の夢をつなぐ。新横綱照ノ富士は関脇御嶽海を寄り切って11勝目(2敗)で単独トップを死守。14日目、貴景勝に勝ち、1差3敗で追う妙義龍、阿武咲、遠藤の平幕3人が全員負ければ、新横綱Vが決まる。

 10月22日に35歳になる妙義龍がド執念で生き残った。押し込まれ、俵に詰まりながら回り込み、左からこん身のすくい。左足1本で耐え、一瞬早く貴景勝を土俵外に投げ飛ばした。

 貴景勝には2017年春場所の初対戦から13連敗。「考え過ぎていた」と一方的な負けが多かった。天敵打破へシンプル思考に回帰。「踏み込んで当たってから」と、まずは相手の出足を止めたことが逆転につながった。

 「最後はたまたまだったけど、初めて勝ったのが大きい」。埼玉栄高の10学年後輩に技能賞5回の“妙技”を見せ、やっと雪辱した。

 大きな10勝目で初Vチャンス。「そんなこと考えてないけど、相撲を取れること、声援をもらえることに感謝してやっています」と口も滑らかだ。14日目、正代戦も望むところ。大関連破で夢を千秋楽までつなぐ。

 結婚の仲人も務めた埼玉栄高・山田道紀監督も初Vを祈っている。右膝に大けがを負いながら、はい上がった教え子は誇り。「あの年齢になって楽しむという最高の域に達してきた」と、妙義龍は今が全盛時なのだ。

 「(長男の)泰吉くんがまたいい子なんですよ」と同監督は言う。愛息2人を持つ妙義龍パパは「(子供は)大切な存在です」と言い何よりの支え。子供と遊びで相撲を取るかと問われると、パソコン画面越しに照れくさそうにうなずいた。

 応援する愛息を喜ばすためにも、あと2日、死力を尽くすのみ。「(東京都)足立区、遠いんで帰りますわ」と笑って言い残し、家族の待つわが家へ急いだ。

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