照ノ富士 単独首位死守 藤島審判長「精神的に強い」

 「大相撲秋場所・13日目」(24日、両国国技館)

 新横綱照ノ富士は関脇御嶽海を寄り切って11勝目(2敗)で単独トップを死守。14日目、貴景勝に勝ち、1差3敗で追う妙義龍、阿武咲、遠藤の平幕3人が全員負ければ、新横綱Vが決まる。

 照ノ富士が「秘策」を予告していた御嶽海を難なく組み止め、じっくり形を作り、寄り切った。前日、明生に2敗目を喫したが連敗は阻止。土俵下の藤島審判長(元大関武双山)は「精神的に強い。修羅場をくぐり抜けてきている」と称賛した。今年5場所はすべて11勝以上で計60勝。年間最多賞争いで後続に17勝差を付け、早くも初の受賞が決定した。リモート取材には連日、応じず、14日目にも決まる新横綱Vへ集中モードに入った。

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