白鵬が秋場所全休 宮城野部屋で新たに1人コロナ感染受け2回目の全員全休

 「大相撲秋場所」(12日初日、両国国技館)

 日本相撲協会は6日、先場所、復活の45回目優勝を果たした横綱白鵬(36)ら宮城野部屋所属力士18人全員が秋場所を全休することを決めた。協会はこの日、新十両北青鵬(19)に加え、新たに同部屋の幕下以下1人が新型コロナウイルスに感染したと発表。幕内石浦、十両炎鵬、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)も休場で、同部屋のコロナによる全休は1月の初場所以来2度目。協会は5日に力士、親方ら全協会員にPCR検査を行い、宮城野部屋の1人以外は全員が陰性だった。

 秋場所の最注目、白鵬と照ノ富士、東西横綱の3場所ぶりとなるそろい踏みがコロナで散った。5日の全協会員検査で新たに部屋から陽性者が出てしまった。新十両北青鵬に続き2人目。初日まで1週間を切った。感染拡大を封じ込めるため、協会は宮城野部屋全体の休場を決断した。

 電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「北青鵬が陽性になっているのと今回力士が陽性だったということで、いろいろ計算すると、場所の途中まではどうしてもかかってしまう。きょう会議の中で宮城野部屋は全員休場という結果になりました。残念ながら」と説明した。

 1月には白鵬自身が感染し、初場所を休場。同部屋の全休は2回目となった。

 白鵬は先場所、6場所連続休場から進退を懸けて出場。全勝優勝で復活した。一方で千秋楽、ガッツポーズ、雄たけびなどの振る舞いに横綱審議委員会(横審)から「見苦しい」と酷評された。

 品格問題も問われる中、8月25、26日の合同稽古に参加。相撲は取らなかったが関取衆に胸を出し、秋場所を目指し、じっくり体を追い込んでいた。新横綱の照ノ富士には「新しいライバルというか、そういう力が出てきた」と刺激を受けていただけに無念の休場だ。

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