パラリンピックの東京開催に向け、障害者アスリートの強化施設として2018年にオープンした専用体育館「日本財団パラアリーナ」が21年度中に運営を終える見通しだ。土地の使用が3年間しか認められていないためで、閉鎖後は建物が取り壊される可能性がある。既に12月中までの予約しか受け付けていない。
東京大会の盛り上がりで競技普及の機運が高まる中、関係者は新たな練習拠点の確保を迫られる。車いすバスケットボール男子の銀メダル獲得に貢献した鳥海連志(22)は「練習場所をどうするかは難しい問題。今後、僕たちが、どう競技を盛り上げていくかだ」と話した。