“全盲のエース”木村敬一が金メダル 悲願達成で号泣「すごい幸せ」

 「東京パラリンピック・競泳」(3日、東京アクアティクスセンター)

 男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)の決勝が行われ、男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)を木村敬一(30)=東京ガス=が1分2秒57で制し、自身初の金メダルを獲得した。富田宇宙(32)=日体大大学院=が1分3秒59で2位となり、今大会3度目の表彰台となった。

 ずっと目指してきた“場所”に、ついに木村がたどり着いた。パラリンピックで自身初となる金メダルを獲得。初めて表彰台の真ん中に立った。

 「頑張ってきたこの日って、本当に来るんだなって思って。特にこの1年いろんな事があって、この日が来ないんじゃないかなと思ったこともあるので、ちゃんとこうやって迎えることができてすごい幸せです」と号泣した。

 努力が実った瞬間だった。4大会連続出場で過去3大会では6個のメダルを獲得したが、金メダルは0個。“全盲のエース”として自信を持って臨んだ前回のリオ大会も最高で銀メダルと表彰台の一番上に立てなかった。

 東京大会で悲願を達成するため18年に単身で渡米。SNSでつながっていたライバル選手の紹介で、2人のパラリンピック金メダリストを輩出しているコーチに師事した。全ては金メダルを取るため、練習に明け暮れた。

 やっとの思いで頂点に立ち、「家に帰って思いっきり泣きたいです」。4度目の大舞台は金メダルとともに、木村のうれし涙と笑顔が輝いていた。

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