照ノ富士が西横綱、貴景勝はカド番大関

 日本相撲協会は30日、秋場所(9月12日初日、両国国技館)の番付を発表した。先場所14勝1敗の好成績を収め、第73代横綱に昇進した照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が西正位の横綱に就いた。

 新横綱は2017年初場所後の稀勢の里以来で平成生まれでは初。伊勢ケ浜部屋からは2014年秋場所後の日馬富士以来。モンゴル出身では2014年春場所後の鶴竜以来5人目、外国出身では7人目となる。

 29歳7カ月での新横綱は年6場所制となった1958年以降では6位の高齢昇進。関脇→大関2場所→横綱昇進は栃木山、双葉山、照国以来、史上4人目。大関陥落経験者の新横綱は1979年名古屋場所後の三重ノ海以来、史上2人目。

 先場所、復活の45回目優勝を果たした白鵬(36)=宮城野=が東正位の横綱。東西横綱がそろうのは3場所ぶりとなる。

 大関貴景勝(25)=常盤山=が春場所以来4度目のカド番。先場所、首を負傷して途中休場し負け越した。

 御嶽海(28)=出羽海=が2場所連続の関脇。三役は8場所連続となる。関脇在位16場所は単独8位。三役在位26場所は貴闘力、若の里に並び8位タイ(ともに昭和以降)。

 明生(26)=立浪=が師匠・立浪親方(元小結旭豊)の最高位越えの新関脇に昇進した。立浪部屋からは1985年夏場所の北尾以来で、現師匠が1999年に継承後は初めて。鹿児島出身では1989年春場所の寺尾以来、戦後6人目。

 元大関の高安(31)=田子ノ浦=が3場所ぶりの小結。関脇だった先場所は腰痛で出遅れて負け越した。三役は6場所連続。逸ノ城(28)=湊=が2019年夏場所以来13場所ぶり三役に復帰した。

 豊山(27)=時津風=が3場所ぶり幕内に返り咲いた。幕内昇進力士1人は1999年名古屋場所以来。

 2メートル長身の北青鵬(19)=宮城野=が初土俵から所要8場所で新十両に昇進した。年6場所制となった1958年以降、7位タイのスピード(幕下付け出しを除く)。宮城野部屋からは2018年春場所の炎鵬以来。北海道出身では2019年名古屋場所の一山本以来、戦後79人目。通算3敗で新十両は高鐵山、土佐豊、常幸龍と並び最少タイ記録。

 村田改め朝志雄(27)が高砂部屋からは2019年秋場所の朝玉勢以来の新十両。現師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)が昨年継承してからは初めて。三重県出身では朝玉勢以来13人目。東洋大出身では今年初場所の東白龍以来12人目。三段目付け出しの新十両も東白龍以来6人目となる。

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