東京パラリンピックの車いすテニスは競技初日の27日、暑さが基準に達したため特別ルールが適用され、開閉式の屋根があるセンターコートだけで始まり、屋外コートでの試合は開始を見合わせた。
東京都江東区の有明テニスの森公園ではセンターコートのほかに、屋外の9コートで男子シングルス1回戦などが予定されたが、第1試合開始の午前11時の気温は33度で「暑さ指数」が基準を超えた。
パラリンピックには発汗機能が低下して体温調節が難しい脊髄損傷の選手も出場し、車いすはコートからの放射熱を受けやすいため、五輪のテニスよりも基準は低くされた。