日本相撲協会の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反し、6場所出場停止処分中の大関朝乃山が24日、急性心原性肺水腫のため16日に急逝した父の石橋靖さんへの思いについて「一日一日をしっかりやっていきたい」と悲しみをこらえ、再起へ決意を示した。この日は東京都墨田区の両国国技館で健康診断を受診した。
今場所が出場停止2場所目の朝乃山は、9月の秋場所で関脇に転落する。異例の厳罰により、来年7月に復帰予定の名古屋場所では三段目からの出直しが濃厚。現在は所属する高砂部屋で稽古に励んでいるという。生前に父が再起を待ち望んでいたことを振られると、深くうなずいた。