朝乃山に厳罰 6場所出場停止 6カ月の報酬減額50%パーセント 三段目降下濃厚

 日本相撲協会が11日、臨時理事会を開き、夏場所直前、新型コロナウイルス対策ガイドライン違反となるキャバクラ通いが判明した大関朝乃山(27)=高砂=の処分を協議し、6場所出場停止の厳罰を決めた。6カ月の報酬減額50パーセントも決まった。復帰は22年名古屋場所で三段目への降下が濃厚だ。

 愚行の代償は大きかった。処分は地位が上である程、重くなる。大関という協会看板を背負いながら裏切り。万が一、感染すれば本場所を中止に追い込む危険もあった。しかも当初は協会の聞き取りに虚偽報告していた。

 協会側から「うそだったら、後で大変なことになる」と何度念押しされても主張を変えず。疑惑の渦中にあった夏場所11日目も出場を続けた。最後は全面的に規則破りを認め夏場所を謹慎休場した。

 昨年7月場所中、場所前、規則違反をした阿炎(当時幕内)は3場所出場停止。同じく虚偽報告しており、悪質と断じられた。横綱候補と呼ばれながら失態。阿炎以上の処分となった。

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