照ノ富士「みんなに元気を与えていきたい」横綱土俵入りお披露目で決意

奉納土俵入りを披露する横綱照ノ富士=24日午後、東京都渋谷区の明治神宮(代表撮影)
奉納土俵入りを披露する横綱照ノ富士。太刀持ち宝富士、露払い照強=24日午後、東京都渋谷区の明治神宮(代表撮影)
八角理事長から横綱推挙状を受け取る照ノ富士=24日午後、東京都渋谷区の明治神宮(代表撮影)
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 大相撲の新横綱照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が24日、東京・明治神宮で横綱推挙式に臨み、不知火型の奉納土俵入りをお披露目した。同部屋の幕内照強を露払い、宝富士を太刀持ちに従え、師匠・伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の三つぞろい化粧まわしを着用。古傷を抱える両膝にサポーターを巻き、約1分40秒、待望の晴れ姿をファンに届けた。

 「まだ自分の目で見てないんで。何とも言えないですけど。まあ、ちゃんとできたかなと思います。これからも、よりいっそう頑張らなきゃいけないなと改めて思いました」と気を引き締めた。

 感染拡大防止のため一般客の拝観不可。日本相撲協会公式YouTubeで土俵入りが生配信され3000件超の視聴数があった。

 「まああの、こういう世の中になってますから。(拝観不可は)仕方ないことですし。でも逆にこうやって土俵入りできたことを感謝して、ちょっとずつ、みんなに元気を与えていきたいなと思っています」と力を込めた。

 苦楽を共にしてきた部屋の兄弟子、弟弟子と一緒に土俵入り。「ずっと一緒に励み合ってきた仲間たちでやったのが、やっぱり一番うれしく思います」と、かみしめた。

 純白の綱を締め、師匠直伝の不知火型。せり上がりの際、腕を左右に大きく開き、攻撃的で豪快な特徴が巨漢の照ノ富士によく似合っていた。不知火型の新横綱は兄弟子の元日馬富士以来となる。

 三つぞろいは自身のが間に合わず、師匠のものを借りる形になった。「師匠がつけてた化粧まわしで、日馬富士横綱もつけてたし。自分も、改めてなったな、というか、横綱になれたなという実感がちょっと沸きました」と、語った。

 新横綱として迎える秋場所。「自分のできること精いっぱいやって、臨みたいなと思っています。もっと責任感を持って頑張っていかないといけないなと思いました」と気合も入った。

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