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村田改め朝志雄が十両昇進 右ひざ靱帯手術乗り越え「上を見て先を見て精進できた」

 リモートで新十両昇進会見をした村田改め朝志雄(日本相撲協会提供)
 リモートで新十両昇進会見をした村田改め朝志雄。左は師匠の高砂親方(日本相撲協会提供)
 新たなしこ名を色紙に書きガッツポーズの朝志雄(日本相撲協会)
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 日本相撲協会は21日、秋場所(9月12日初日、両国国技館)の番付編成会議を行い、名古屋場所で6勝を挙げた東幕下5枚目の村田改め朝志雄(あさしゆう)=26、高砂=の新十両昇進を決めた。

 「最後、千秋楽の相撲に勝って、あの一番で昇進確実ということが分かったので、うれしい気持ちとほっとした気持ちがきました」と喜びをかみしめた。

 朝志雄は三重県志摩市出身。東洋大に進み同期生に小結若隆景(荒汐)がおり4年時に主将を務めた。2017年、三段目100枚目格付け出しでデビュー。2018年名古屋場所、幕下筆頭まで番付を上げたが右膝じん帯に重傷を負い手術。長期休場で序ノ口まで降下。どん底を味わい、はい上がった。

 「1年半で幕下筆頭まで上がったんですけど、その場所で膝をけがしてしまって。ほんとに悔しい思いもしましたし。その中で同級生や後輩が先に昇進していくっていう悔しいものはあったんですけど。その中でも自分が腐らずに、上を見て先を見て稽古に精進できたのがよかったと思います」と前だけを向き、戦い抜いた。

 しこ名は「朝」は高砂部屋の“屋号”。「志」は地元、志摩市、育った道場である志友館から。「雄」は志友館の友を「雄々しい」という意味に変えた。さらには金沢市立工業高-東洋大の恩師である浜野文雄監督の字をもらった。

 名古屋は準地元であり、右膝に大けがを負った地。「3年前のこの名古屋で右膝の大けがをして。ご当所でもある名古屋場所ですし、その場所でけがしたっていう本当に悔しい場所だったので。久しぶりの地方場所がこの名古屋ということで。名古屋に乗り込む前からですけど、この場所で決めたいなという思いはよりいっそう強くなって。それで先場所、久しぶりに負け越して本当に悔しい思いをして。その中でよりいっそう次は絶対いい結果を残したいという気持ちがあったので。この名古屋で決められたのが良かった」と特別な思いがあった。

 新小結若隆景(荒汐)とは東洋大の同学年で切磋琢磨(せっさたくま)した間柄。一緒に団体で日本一も経験した。「そのチームメートが新小結で幕内上位で活躍していたのも刺激にもなりましたし。ほかにも十両優勝した水戸龍関だとか、炎鵬関とか、同級生はほんとに活躍しているので、そこに一日でも早く追いつきたいという気持ちになりました」と、同学年が励みになった。

 師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)にとって部屋を継承して初の関取誕生。「村田が上がったからまた部屋の若い力士みんながライバル意識持って、私もという気持ちになってくれると思う」と、相乗効果に期待した。

 朝志雄は「ここがゴールじゃなくて、まだまだ上の番付がありますので。今まで以上に稽古に精進して、結果を残せるように頑張っていきたい」とまだまだ十両は通過点だ。

 対戦したいのはやはり同級生。「まずは同い年の関取衆だとかいるので、いろんな人と対戦して。自分がどこまでそういう相手に相撲を取れるか、試していきたいですし。いろんな相手とやっていきたい。(若隆景とも)まだ対戦できる番付ではないですけど。早くそこに追いついて対戦したいという気持ちはあります。次、目指しに行くのは幕内昇進だと思います。まず来場所いい稽古をしていい相撲を取って、勝ち越すのが一つ目の目標です」と意気込んだ

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