桐生祥秀「リレーの経験は誰にも負けない」リレー要員で代表入り、五輪出場に意欲

 日本陸上連盟は2日、東京五輪代表の追加内定選手を発表した。世界陸連が1日に発表した世界ランキングをもとに選考を行った。男子100メートル元日本記録保持者の桐生祥秀(25)=日本生命=は金メダルの期待が懸かる400メートルリレー要員として代表入りした。

 桐生は自身のインスタグラムを更新し、「この度、4×100メートルリレーで東京オリンピック代表内定選手として選んでいただきました。日本選手権から日が経ち、沢山の方々から連絡をいただきました。その文章の中で【オリンピックで桐生が走る姿が見たい、笑ってゴールする姿が見たい】と沢山のメッセージをいただきました。まだ、リレーメンバーで走れるかわからないですが、しっかりとメンバーを勝ち取り、応援していただいたファンの方々やスポンサー、チームのために全力で準備したいと思います。リレーの経験は誰にも負けない自信があります」と、思いをつづった。

 注目の男子短距離では日本選手権200メートルで優勝し、代表に内定していた小池祐貴(26)=住友電工=が同種目を辞退。日本選手権4位で代表入りを決定的にしていた100メートルでこの日、内定。400メートルリレーに出場することになった。日本陸連はメダル獲得の可能性が高いリレー優先の「戦略」から、100、200メートルの両種目出場は原則認めていなかった。

 小池が200メートルを選択した場合、100メートル代表に繰り上がる可能性があった元日本記録保持者の桐生祥秀(25)=日本生命=は個人での2大会連続出場は断たれたが、リレー要員として代表入り。日本選手権100メートル5位に終わり、「これで一区切り」と話していたが、リレーでの2大会連続メダルのチャンスは掴んだ。6月の日本選手権で100、200メートルとも2位に入った新星デーデー・ブルーノ(21)=東海大=もリレーメンバー入りを果たした。

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