照ノ富士 綱とり一発で決める「千秋楽で笑っていたい」名古屋場所に向け意気込み語る

 大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付が21日、発表され、初の綱とりに挑む大関照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が都内の部屋からオンライン会見した。7月18日の千秋楽は「笑っていたい」と一発昇進を宣言。入念な準備を行い、2年ぶり名古屋に乗り込む。若隆景(26)=荒汐、明生(25)=立浪=が新三役の小結昇進。一山本(27)=二所ノ関=が新入幕を果たした。

 運命の名古屋に向け、緊張感を問われ、照ノ富士は一笑した。「いつも緊張してますか、自分?あまり緊張していないと思うけど」。どんな大舞台でも規格外男には関係ない。

 「綱とりということだけど、自分の相撲を取り切って千秋楽で力を絞り出して最後に笑っていたいと思う」。千秋楽、横綱昇進を決めた自身の姿を描いた。

 春、夏場所と連続優勝し抜群の安定感。師匠でもある審判部の伊勢ケ浜部長(元横綱旭富士)は「1年で3回の優勝。2場所連続で優勝。(名古屋で)準ずる成績を出せば話も出てくる」と、優勝に準ずる成績を昇進ラインとしている。

 大関から序二段に降下し、どん底からはい上がった。両膝に爆弾を抱えており、チャンスは何度も訪れない。「精いっぱい準備して、できる限り頑張ってチャンスをつかみたい」と意気込んだ。

 現在は部屋の関取衆相手に実戦を重ね、入念に決戦へ臨む心身を鍛えている。「いつも通りに準備していつも通りに臨みたい」と、頼もしく言い切った。

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