寺田明日香が日本新 五輪参加標準にあと0秒03 まな娘に「ずるい、と言われる」

予選で日本新記録を樹立し、時計の前でポーズを決める寺田明日香=ヤンマースタジアム長居(撮影・高部洋祐)
予選で力走する寺田明日香(手前)=ヤンマースタジアム長居(撮影・高部洋祐)
予選のレースを終え、スタンドの声援に応える寺田明日香=ヤンマースタジアム長居(撮影・高部洋祐)
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 「陸上・木南道孝記念」(1日、ヤンマースタジアム長居)

 女子100メートル障害の予選で、日本記録保持者の寺田明日香(31)=ジャパンクリエイト=が12秒87(追い風0・6メートル)の日本記録を樹立した。4月の織田記念で出した自身の12秒96を0秒09更新した。決勝は12秒89(追い風0・3メートル)で優勝した。

 東京五輪の参加標準記録12秒84には、惜しくも0秒03届かなかった。「(決勝では)後半崩れた部分があって、そこはまだまだ」と反省。それでも「(先月の五輪)テスト大会では全体的に浮いていたのを抑えられた。走りは安定しているので、崩れずにあそこまで持ってこられた」と自身の進化も確信した。

 4月の日本記録では一人娘の果緒ちゃん(6)と一緒に、タイムが表示された電光掲示板の前で記念撮影した。この日は家族は来場しなかったため、まな娘から「一人だから『ずるい』と言われると思う」と笑顔で話した。

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