竜電に3場所出場停止処分 幕下降下確実 外出禁止期間中に不倫相手と25回密会

 日本相撲協会は27日、理事会を開き、新型コロナウイルス対策ガイドライン違反で夏場所を全休した幕内竜電(30)=高田川=に関し、夏場所から秋場所まで3場所出場停止処分を決めた。復帰予定の11月場所は幕下降下が確実となる。

 竜電は5月20日発売の「週刊新潮」で原則外出禁止期間中、不倫相手のもとに通っていたと報じられた。

 コンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=元名古屋高検検事)の調査では昨年3月12日から今年1月20日まで、外出禁止期間でほとんどが本場所中、合計25回にわたり女性と逢瀬(おうせ)等のため、不要不急の外出をした、と明らかになった。竜電は19年に結婚し、部屋を出て自宅で生活している。

 昨年5月13日には高田川部屋では竜電の付け人でもあった勝武士さんが新型コロナウイルス感染のため死去。悲劇を経験しながら「他の協会員以上に外出禁止の遵守が求められるべきであって、道理を理解できないのでは相撲道に反すると非難されても仕方がない」と厳しく断じられた。

 師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)は指導、監督の責任を免れず6カ月間、20パーセントの報酬減額の懲戒処分となった。

 芝田山広報部長(元横綱大乃国)によれば、理事会に呼ばれた竜電は処分を受け入れ、「大変申し訳ございません」と謝罪したという。

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