虎党力士の朝阪神は無念の負け越し 1場所で序二段逆戻りが濃厚
「大相撲夏場所・14日目」(22日、両国国技館)
大好きな阪神タイガースをしこ名にする朝阪神(20)=高砂=が初の三段目で最後七番相撲を勝ち切れず4敗目(3勝)を喫し、負け越した。1場所で序二段へ逆戻りが濃厚になった。
魁佑馬(浅香山)を突き放して前に出たが重い相手を押し切れない。最後は圧力をまともに受け、土俵際の粘りも及ばず、体ごと転がされた。
大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。18年春場所、朝塩本から改名し、ようやく、一段上へ出世したが、3勝目から2連敗と、あと1勝が遠かった。
本家タイガースは新人・佐藤輝明内野手らが活躍し、首位独走態勢。「自分も頑張ります」と気分は上々だったが、また出直しとなった。