荒井祭里が銀メダルの快挙 五輪へ「目標はメダル」 飛び込みW杯女子高飛び込み

 女子高飛び込み準決勝3本目 荒井祭里の演技(撮影・堀内翔)
女子高飛び込み決勝2本目 荒井祭里の演技=東京アクアティクスセンター(撮影・堀内翔)
 女子高飛び込み準決勝5本目を終えて馬淵崇英コーチから頭をたたかれて祝福される荒井祭里(左)(撮影・堀内翔)
3枚

 「飛び込み・W杯」(5日、東京アクアティクスセンター)

 東京五輪最終予選を兼ねて行われ、女子高飛び込み決勝は、すでに五輪に内定している荒井祭里(20)=JSS宝塚=が342・00点の2位となった。予選、準決勝とも5位通過。決勝で勝負強さを発揮し、銀メダル獲得の快挙を成し遂げた。

 大技こそないが、序盤から安定感ある演技を披露し、持ち味の美しい「ノースプラッシュ」を連発。得意の最終『5253B(後宙返り2回半1回半ひねりえび型)』で72・00点を獲得したのをはじめ、全5本を60点台後半以上でまとめた。金メダルとは13・70点差だった。

 「W杯でメダルを取ることを目標にずっと練習してきたので本当にうれしい」とにっこり。約3カ月後の五輪へ「もっと細かい部分を修正して、百発百中入れられるように。悔いがないように練習したい」と語り「きれいで、大きくて、しぶきの立たない、自分の一番いい演技をしたい。目標はメダルを獲得することです」と力強く掲げた。

 ◆荒井祭里(あらい・まつり)2001年1月18日、兵庫県伊丹市出身。甲子園学院高から武庫川女子大在学中。競泳でJSS宝塚に通っていたが、小学1年の時に隣で練習する飛び込みを見て興味を持ち、競技を始めた。母はマタニティースイミングをしており、水との付き合いは生前から。17年世界選手権は女子シンクロ高飛び込みで10位。18年ジャカルタアジア大会5位。19年世界選手権9位。150センチ、39キロ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス