マラソン五輪代表・服部勇馬「コースを見ることを重要視」テスト大会で本番イメージ

 「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」(5日開催、札幌大通公園)

 マラソンの東京五輪テストイベントとして5日に開催される大会で、出場する東京五輪男子代表の服部勇馬(27)=トヨタ自動車=ら有力選手が4日、札幌市内で記者会見を行った。同大会はハーフの距離で行われ、東京五輪と同じコースの一部が使用される。

 1月のニューイヤー駅伝以来、約5カ月ぶりのレースに臨む服部は「(五輪)本番に向けてコースを見ることを1番重要視している。順位や記録ではなく、設定したペースが1キロ3分5秒。そのペースを刻みながらどれくらいの強度で走れるかを確認したい」と意気込んだ。

 昨年8月に本番コースを試走しており、直角のカーブが続く北大内をポイントに置く。「集団で走った時にペースが落ちたり、出力を下げたり上げたりしなきゃいけないところは実際のレースにならないと分からない。そういったところの一人の差と集団の差を感じられたら」と話した。

 ハーフの自己ベストは1時間1分40秒だが、今レースは1キロのペースを3分5秒に設定する。「夏場のマラソンは3分切って押し続けるのは過去の五輪のマラソンで見てもそこまで多くない。3分5秒を切って押していければ入賞ないしメダルまでいけるか分からないけど、それくらいの良い結果が残せるかなと思う」と今夏を見据えた設定だとし、「8月に100パーセントの状態で迎えられるような取り組みをしていきたい」と大舞台へ向けていいイメージを掴むレースにする。

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