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羽生結弦、感謝の舞 節目の10年-3・11と重ねた今季「花は咲く」思いを込めて

 アンコールに応えてSPを滑る羽生結弦(代表撮影)
 日本へのメッセージボードを掲げる各国の選手たち(代表撮影)
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 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(18日、丸善インテックアリーナ大阪)

 フィギュアスケート男子のソチ、平昌五輪を2連覇し、今大会はSP2位、フリー2位だった羽生結弦(26)=ANA=はエキシビションで東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」を演じた。3月で震災から10年の節目を迎えたばかり。コロナ禍の今季は、当時と同じような思いを抱いた瞬間があったという。異例のシーズンを柔らかな舞で締めくくった。また、この日は大会出場者によるオンライン会見も行われた。

 マイクを握り、羽生は会場へ呼びかけた。

 「さまざまな困難があった中、こうしてこの場にいます。僕たちの演技から、希望や勇気、そして苦しい中、何かの光になれることを願っています」

 黄色が基調の衣装で、一輪の花を手に羽生は「花は咲く」を舞った。3・11から10年。節目の時を迎えて気付いたことがあった。

 コロナ禍による自粛生活からスタートした今季。序盤のGPシリーズを欠場し「ニュースや報道を見て、コロナの大変さ、色んなことを考えながら過ごしていた」という。その中、今季と10年前のシーズンとが重なった。

 「感謝の気持ちがすごく出てきて。僕は応援している立場じゃなく、応援されているんだとすごく感じられた。結果として、自分は滑っていいのかな、自分が滑ることで何かの意味をちゃんと見いだしていければ、それは自分が存在していいのかな、と思った」

 感謝の舞。そんな羽生へ、アリーナのファンがライブ会場のペンライトのように次々にスマートフォンのライトを照らし“星空”を演出した。幻想的な「花は咲く」で今季を締めくくった。

 来季、見据えるのはクワッドアクセル(4回転半)の成功。17日の公式練習で国内“初披露”したが「もっといいです、本当は。もっと近くなっている。はっきり言ってめちゃくちゃ悔しかった」と羽生。「この悔しさをバネに、がむしゃらさも備えつつ、冷静に色んなことを分析して、自分の限界に挑み続けたい」。世界初の大技成功へ、感謝と悔しさがオフシーズンも羽生を支える。

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