「サーフィン・チャンピオンシップツアー第３戦・ナラビーン・クラシック」（１７日、ナラビーン）

　プロ最高峰、チャンピオンシップツアー（ＣＴ）第３戦が開幕し、女子の都筑有夢路（あむろ、２０）がＣＴデビューを果たして予選を突破した。現行ツアーでは日本女子初のＣＴ出場。主管する世界サーフリーグによると、前身ツアーも含めれば１９９６年まで出場した小野里美之以来。男子の五十嵐カノア（木下グループ）も予選を通過した。

　都筑は急きょ出場を告げられ緊張したというが、試合に入れば冷静だった。予選５組で終盤までリードを許したが、波の優先権を保って好機を待った。残り３分余り。スピードを付けて波の頂点での切り返しを３連続で繰り出した。第２戦で準優勝した地元の強豪選手を上回った。

　試合中に「ビーチに人がすごいな、いっぱいいるなと思っていた」と、ＣＴの雰囲気を味わう余裕すらあったようだ。「次も楽しんで、そして勝ちます」と言い切った。