瀬古利彦さんの長男・昴さん死去 ホジキンリンパ腫 利彦さん「明るく前向きに生きた」

 男子マラソンの元五輪代表で、現在日本陸上競技連盟のマラソン強化戦略プロジェクトリーダーを務める瀬古利彦さんの長男・昴(すばる)さんが13日に悪性リンパ腫の一種、ホジキンリンパ腫のため神奈川県内の病院で死去したことが関係者への取材で分かった。享年34。葬儀・告別式は19日に家族葬で行い、喪主は利彦さんが務める。

 昴さんは25歳だった2012年にホジキンリンパ腫を発症。入退院を繰り返しながら、今年3月に闘病生活についてつづった著書「がんマラソンのトップランナー 伴走ぶっとび瀬古ファミリー!」を出版していた。

 利彦さんは「厳しい治療を何度も乗り越えながら、明るく前向きに生きました。自分と同じく病に苦しむ人を励まし、勇気づけようとしていた彼の姿は親の目から見ても尊敬できるものでした。今はただゆっくり休んでほしいと思います」と談話を出した。

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