紀平梨花SP4位、腰痛抱え転倒も「与えられた試練」 フィギュア世界国別対抗戦

演技を終え笑顔を見せる紀平梨花=15日、大阪市丸善インテックアリーナ大阪(代表撮影)
演技する紀平梨花=丸善インテックアリーナ大阪(代表撮影)
女子SP、演技をする紀平梨花=15日、大阪市丸善インテックアリーナ大阪(代表撮影)
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 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(15日、丸善インテックアリーナ大阪)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、日本女子の日本女子は紀平梨花(18)=トヨタ自動車=は、69・74点でSP4位で発進した。大会直前に腰痛を発症した紀平は、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒。フリップ-トーループの連続3回転で軽微な回転不足をとられるなどした。

 腰痛の状態については「ちょっとはよくなってるかな」と言いながらも「やればやるほど悪化してしまいそうな感じ。日常生活もあまり動かないように意識している」と軽症ではない様子。それでも「今日かなり動いたので明日はどうなるかわからないが、気持ちはやると決めた。何があっても強気で楽しく前向きにやっていきたい」と言いきった。

 総合7位に終わった先月の世界選手権以降は「せっぱつまった感じがあまりよくなかったと思った」と反省し、「いつもどおりスケートを楽しみながら練習でも自分がやりたいだけやってきた」と好調を取り戻していた。それだけに「(腰の)アクシデントには自分でも驚いたが、ネガティブな気持ちで起きた痛みじゃない。私に与えられた経験、試練、必要な学びと捉えている」と冷静に受けとめていた。

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