池江璃花子 結果は「偶然じゃなく必然」 五輪本番へ「期待しちゃうような伸び方」

 東京五輪代表に決まった競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=が14日、オンラインでの合同取材に応じた。白血病からの完全復活を目指す中で、代表選考会を兼ねた日本選手権では4冠を達成。想定以上の結果に「意外と早く戻ってこられた。あとは伸びていく自信しかない。自分自身にも期待しちゃうような伸び方をしているので、これから先や五輪本番に対しても楽しみ」と、さらなる伸びしろに声を弾ませた。

 病気の発覚からわずか2年2カ月ながら、日本選手権では8日間で全11レースを泳ぎ切り4種目で優勝。さらに、強く明言はしていなかった東京五輪の切符も獲得し、感動を呼んだ。「完全に想像を超えてました」。想定外の早期復活に自身も驚きつつ、大会前の練習から五輪代表を狙えるタイムや強度に近づけていたといい、「結果が出たのは偶然じゃなく必然。ああいうタイムを出せる練習をしてきた自信があった。頑張ってきて良かったな」としみじみと振り返った。

 池江は400メートルメドレーリレー、400メートルリレーの五輪代表に決定。また、100メートルバタフライ、50メートル&100メートル自由形の3種目は個人で選考基準を満たした選手がいないため、体調次第では五輪本番で池江が出場する可能性もある。現時点では何も決まっていないといい、「今回はリレーだけなので専念できるんじゃないかと。(個人種目は)どこまで自分の体力が持つかも考慮して決めていくと思う。リレーで選ばれているので、一番はリレーで力を発揮したい」と話した。

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