パナソニックの福岡堅樹が順大医学部入学後初トライ「本当にこのチームでよかった」
「ラグビー・トップリーグ、パナソニック55-19ヤマハ発動機」(10日、熊谷ラグビー場)
パナソニックは55-19でヤマハ発動機に勝利し、6勝1分けの勝ち点31でホワイト・カンファレンス1位通過を決めた。
圧勝劇の最後を締めたのは大学1年生となったWTBだった。福岡堅樹が後半11分に途中出場すると、試合終了間際に順大医学部入学後初トライを決めた。「(松田)力也からのいいパス、その前のいいスクラム、僕は置くだけでした」。チーム一丸でのトライを強調した。投入直後には強烈なタックルを受けて倒れ、脳振とうの検査のため一時退場したが問題はなくピッチに戻った。
6日には新入生として入学式に出席したことから、今週はチーム活動を欠席する日もあったという。そのため、これまで出場した試合は全てスタメンだったが、この日はベンチスタート。それでも変わらず結果を残し、「練習に出られない時があっても温かく迎えてくれて、本当にこのチームでよかった」。チームメイトへの感謝は尽きなかった。
ロビー・ディーンズ監督も「スタートでなるべく起用したい」と今後について話し、「我々も(福岡を)サポートしたい」と誓った。
計8トライ55得点で1位でのプレーオフトーナメント進出に貢献。福岡は「これで終わりではない」と気を引き締め、今季最後までトップリーガーとして頂点を目指す。
パナソニックは、プレーオフトーナメントでは4月25日(2回戦)から登場する。