古賀稔彦さん次男・玄暉を世界代表に初選出 井上監督「親子で王者のチャンス」

 「柔道・全日本選抜体重別選手権」(4日、福岡国際センター)

 最終日は男子7階級が行われた。試合後に強化委員会が開かれ、6月の世界選手権(ブダペスト)の代表9選手を選出。東京五輪代表は本番直前のため1人も入らなかったが、同補欠の7人全員が選ばれたほか、2階級で使える2枠目として、今大会を制した60キロ級の古賀玄暉(22)=旭化成、90キロ級講道館杯王者の村尾三四郎(20)=東海大=が初選出された。

 メンバーは以下の通り。

 ▽60キロ級…永山 竜樹(24)=了徳寺大職=4度目、古賀玄暉(22)=旭化成=初

 ▽66キロ級…丸山 城志郎(27)=ミキハウス=2度目

 ▽73キロ級…橋本 壮市(29)=パーク24=3度目

 ▽81キロ級…藤原 崇太郎(22)=旭化成=3度目

 ▽90キロ級…長沢 憲大(27)=パーク24=初、村尾 三四郎(20)=東海大=初

 ▽100キロ級…飯田 健太郎(22)=旭化成=初

 ▽100キロ超級…影浦 心(25)=日本中央競馬会=初

 ▽団体戦…原田 健士(22)=ALSOK、佐藤 和哉(25)=日本製鉄

 日本男子の井上康生監督(42)は「2019年から国内外の大会、そして今回の大会の結果を踏まえて選んだ。2枠目は2024年を見据えて若手を積極的に選んだ」と指針を説明した。

 今大会を制した古賀の代表選出に関しては「父の死を受け入れ、葛藤の中で本大会を戦ったのではないか。まだまだ課題はあると思うが、(苦難を)はねのける精神を証明できた試合だった。過去に親子で世界王者になったケースはない。6月に偉業達成のチャンスがあるので、期待している」と話した。

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