17歳の谷川亜華葉が2位「ワンチャンいける~?」 標準記録突破で代表内定に
「競泳・日本選手権」(3日、東京アクアティクスセンター)
3種目で決勝が行われ、女子400メートル個人メドレー決勝は大橋悠依(25)=イトマン東進=が4分35秒14で制し、初の五輪切符を手にした。
蝶のように舞い、アゲハはそのまま“差し切った”。
高校3年生の17歳、谷川亜華葉(あげは、イトマン東進)が残り50メートルからの猛烈な追い上げでリオ五輪代表の清水を抜き、五輪参加標準突破で2位に。まさかの五輪代表内定に「最後はあまり離れてなかったので、ワンチャンいける~?って。差すしかないと。実感が湧かない。ふわ~ってしてる感じです」とはにかんだ。
東京五輪1年延期が人生を変えた。四條畷学園高1年時に一気に頭角を現したが、その後は1年間タイムが伸び悩んだ。「悩む時期が9割。東京は諦めかけていた」。それでも練習の粗さを見つめ直し、再び上昇気流に乗った。
つかんだ夢舞台への切符。「名前のように輝けたら」。TOKYOの水面で、ひらりひらりと舞い踊る。