坂本花織悔しい6位発進 踏み切り違反&着氷流れ「現実受け止めフリーにつなげる」

 「フィギュアスケート・世界選手権」(24日、ストックホルム)

 開幕し、24日の女子ショートプログラムは初優勝を目指す紀平梨花(18)=トヨタ自動車=が79・08点で2位発進した。16歳のアンナ・シェルバコワ(ロシア連盟)が81・00点で首位発進。全日本選手権2位の坂本花織(20)=シスメックス=は70・38点で6位につけた。18年平昌五輪4位の宮原知子(22)=関大=は59・99点で16位だった。女子フリーは日本時間27日早朝に行われる。

 2度目の世界選手権となった坂本は、フィニッシュで悔しげに天を仰いだ。冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)は成功。しかし、続く3回転ルッツで踏みきり違反を取られ、連続3回転では2本目の着氷がやや流れてしまった。

 小さなミスに見えたが、自己ベストより6点以上も下回り「思っていたよりだいぶ低かった」と坂本。それでも「これが現実だと受けとめてフリーにつなげたい」と前を向いた。

 前回19年の世界選手権(埼玉)では、全日本女王として初出場初優勝を狙った。しかし、結果は当時の自己最高点(合計)を出しながら5位。「練習でやってきたことができなかったのが一番悔しい」と涙を見せていた。

 コロナ禍で昨年は中止。2年ぶりの大舞台にかける思いは強く、緊張は隠せなかった。SP首位のシェルバコワとは約10点差。2シーズン目となるフリー曲「マトリックス」で「やってきたことを全部出せるように思い切ってやりたい」と巻き返しを目指す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス