五輪代表・乙黒拓斗「みんなに認められる選手に」山梨学院大を卒業、兄と同じ自衛隊へ

 レスリング男子フリースタイル65キロ級東京五輪代表の乙黒拓斗(22)が15日、山梨学院大の卒業式に出席した。「もう学生ではないので、自覚を持って、みんなに認められるようなスポーツ選手になりたい」と抱負を述べ、「五輪で優勝できるように日々精進していく。自信?あります」と言い切った。4月からは74キロ級五輪代表の兄・圭祐(24)と同じ自衛隊に所属する。

 弱点からも“卒業”だ。大学時代は、18年世界選手権で日本男子史上最年少となる金メダルを獲得するなど飛躍。一方、負けず嫌いのあまり冷静さを欠くことが課題だったが、この1年はコロナ禍による五輪延期と自粛期間を活用してメンタル強化にも着手し「技術やパワーは世界トップレベルだと思うが、状況判断や冷静さがまだまだだったので強化してきた」と明かした。

 4月のアジア選手権(カザフスタン)で1年2カ月ぶりの実戦に臨む予定で「感覚を取り戻すことがベース」。心身の進化を確かにし、夏の大舞台に備える。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス