五郎丸歩、奮闘も「心残り」のホーム最終戦 後半失速しキヤノンに逆転負け
「ラグビー・トップリーグ、キヤノン40-32ヤマハ発動機」(14日、ヤマハスタジアム)
5試合が行われ、ヤマハ発動機はキヤノンに32-40で敗れた。今季限りでの現役引退を表明しているFB五郎丸歩(35)はホーム最終戦を勝利で飾れず、キヤノンに今季初勝利を献上した。
13年間慣れ親しんだ五郎丸のホームラストマッチに、6436人の観衆が集まった。2試合連続先発出場で奮闘したが、「勝って皆さんに恩返しできなかったのが心残りです」。コンバージョンキックも5本中2本の成功と、本来の力を発揮できなかった。
試合は一時逆転するなど接戦だった。4月に早大監督に就任する大田尾竜彦コーチングコーディネーター(39)が、この試合を最後にチームを離れる。佐賀工、早大の先輩を勝利で送り出したかったが、力及ばず後半に突き放された。
「ペナルティーが多かった」と反省を口にした五郎丸は「切り替えてしっかり頑張りたい。最後にいい報告をしたい」。敗戦を糧にラストシーズンで頂点を目指す。