取組発表巡りドタバタ 尾上部屋は全員休場を発信 芝田山部長「勝手に出されると困る」

 「大相撲春場所」(14日初日、東京・両国国技館)

 取組編成会議が12日、行われ、春場所初日、2日目の取組を決めたが、発表は13日に持ち越しの措置となった。複数の親方が新型コロナウイルスのPCR再検査を13日に予定しており、検査結果を待ち確定させる。

 協会は10日に全力士、全親方のPCR検査を行い、11日に小野川親方(元幕内北太樹、山響部屋)、音羽山親方(元幕内天鎧鵬、尾上部屋)が陽性であることが判明。両親方は社会貢献部に所属し、協会のYouTubeを場所前から配信してきた。同業務をともにした複数の親方は陰性だったものの、自宅待機措置の上、再検査することとなった。

 陽性となった両親方に症状はない。春場所は全休となる。調査の上、両親方の所属部屋で濃厚接触者が特定された場合、春場所の出場は困難となる。

 尾上部屋は11日、部屋のSNS上で所属協会員全員が春場所を休場することを掲載。フライング発表に芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「勝手に発表しているみたいだけど。まだ、どこで変わるか分からないからSNSで勝手に出されると困る」と苦言を呈した。

 取組の発表が13日となったことに同部長は「PCR再検査を予定している親方が万が一、陽性となった場合、濃厚接触者を特定する必要に迫られるため。きょう発表してしまうと、どんでん返しを食らってしまう。なのできょうの時点では休場者も出しません」と説明した。山響、尾上部屋の春場所出場可否に関しても13日に合わせて発表される。

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