高安 朝乃山を圧倒13勝1敗「立ち合い良かった」 長女誕生も発奮材料

朝乃山(手前)を上手投げで転がす高安(代表撮影)
高安を土俵際で突き落とす朝乃山(代表撮影)
高安(左)と三番稽古をする朝乃山(代表撮影)
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 大相撲の大関で小結高安(30)=田子ノ浦=が22日、東京・両国国技館内の相撲教習所で合同稽古に参加し、大関朝乃山(高砂)を相手に13勝1敗と圧倒した。「お願いしました」と大関に直訴して実現した三番稽古(同じ相手と続けて何番も取る)。押し込まれながら、土俵際、反応の良さで白星を重ねた。

 「辛抱して取れたかなという感じがします。ちょっと土俵際に追い込まれることが多かったので。そこはできれば、しっかりと食い止めて前に持っていくのが理想ですけど。勝ち負けは関係ないので、内容を考えて…。まあぼちぼちという感じ」と手応えも上々だ。

 立ち合いは大関を圧倒する場面もあった。「立ち合いは良かった。立ち合いだけはしっかり当たれて、そのあと攻め込まれることはありましたが、そこしっかり止めて前へ持っていければ。しっかり残してという相撲が1番。残して形つくって。明日からもしっかりやっていきたい」と、連日、調子の良さを見せている。

 先日、第1子となる長女が誕生し、悲願の初優勝へ向け、発奮材料となっている。25日までの合同稽古では横綱からの指名を心待ち。「また、(胸を)貸してもらえればと思います。残りも頑張ります」と気合十分に話した。

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