レイドロー逆転トライ TLデビュー戦NTTコム開幕戦勝利 HC「ポジティブな影響」

 「ラグビー・トップリーグ、NTTコミュニケーションズ41-13ホンダ」(20日、夢の島競技場)

 NTTコムの元スコットランド代表主将のSHグレイグ・レイドロー(35)が開幕戦でスタメン出場。逆転トライを含む12得点でTLデビューを飾った。

 見せ場は12-13で迎えた前半36分。ゴール目前のスクラムからモールとなり、ボールを保持したレイドローは自らゴールに飛び込む逆転トライ。ゴールも決めて19-13とした。後半10分にはPGも決めて突き放した。後半31分に交代するまで冷静沈着なパスを回し、リーダーシップを発揮してチームを牽引した。

 ヒュー・リースエドワードヘッドコーチは「(レイドローは)うまくゲームをコントロールしていた。前半風下でもいいパスを供給していた。(後半の)10分間シンビン(一時退場)の間は10番のプレーもしていた。瞬時に自分の役割をこなすワールドクラスの選手であることを証明した」と絶賛。「彼はチームにかなりポジティブな影響をチームに与えています。それはどの局面でもです」とチームに波及するレイドロー効果を口にした。

 スコットランド代表では主将も務め、通算76キャップ714得点。15年、19年W杯でも日本代表と熱戦を繰り広げた。19年W杯を最後に代表引退を表明。その後NTTコムと2年契約で入団した。11月に来日し、すでに日本語も使用するなどチームになじんでいる。「日本で引退する可能性はある」と話す世界的スーパースターは現役集大成の思いで臨んでいる。

 TLは1月16日に開幕予定だったが、新型コロナウイルス感染者が複数チームに出たため、延期となっていた。試合数を減らした大会方式に変更した上で、この日、開幕戦を迎えた。

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