池江璃花子「あまり無理せず、焦らずやっていきたい」【一問一答】
「競泳・ジャパンオープン」(7日、東京アクアティクスセンター)
女子50メートル自由形が行われ、白血病からの完全復活を目指す競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=は昨年8月の復帰後最速となる24秒91をマークし、トップ選手が集結した中で2位に入った。復帰後に表彰台に立ったのは初めてで、この種目では復帰からわずか半年で1秒41もタイムを縮めた。優勝は24秒75の大本里佳(ANAイトマン)だった。
-レースを終えて。
「まずは予選で1番通過できると思っていなかった。この試合の目標は25秒3くらい。それを予選から大幅に更新できて、決勝でそれ以上に上げられたことは良かった」
-記録を大幅に伸ばしている。成長をどう感じているか。
「明らかに記録は出るでしょうというタイムで練習から泳いでいたので。24秒(台が)出るとは思ってなかったけど、次はさらに上を目指して。今回2番だったので、いつも中途半端に終わってしまうのを次はバシッと決められるようにしたい」
-東京五輪へのチャンスという意味では、今どう感じているか。
「日本の中で戦うようなレースをしても世界には勝てない。そこは自分の中で整理してやっている。世界で戦えるような結果を出し始めたら、そこはその時に考えるけど、今はまだそういう段階ではないかなと思う」
-次戦(20、21日の東京都オープン)はバタフライに出場する。
「自信は正直ないけど、自分なりに精一杯泳げれば」
-4月の日本選手権については。
「これからの状況にもよるし、自分の体調とも向き合っていかないといけない。あまり無理せず。自分は東京五輪を目指してやっているとは言い切れないので。少しずつ伸びていけばいい。焦らずやっていきたい」