池江璃花子は2位 復帰後最速24秒91「成長をすごく感じられた」女子50M自由形
「競泳・ジャパンオープン」(7日、東京アクアティクスセンター)
女子50メートル自由形決勝は白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス=が復帰後最速の24秒91で2位に入った。
4レーンからスタートした池江はスタートで頭ひとつ出遅れたが、後半に挽回。24秒75で優勝した大本里佳についでゴールした。
トップ選手が集結した中で、好記録で2位に入り、「すごくハイレベルなレースの中で2位に食い込めたことは、自分の成長をすごく感じられたレースだったかなと思います」と満足げ。「この試合の目標が、25秒3くらいだったので、予選から大幅に更新できたことと、決勝でそれ以上に上げられたことはすごく良かった」と声を弾ませた。
午前中に行われた予選では25秒06の全体1位で午後の決勝に進出していた。池江は昨年8月に実戦復帰し、同種目で26秒32をマーク。10月の日本学生選手権では25秒62とタイムを縮めていた。予選でそのタイムをさらに縮め、決勝ではさらに24秒台を記録した。自己ベストは、日本記録の24秒21。
復帰して半年で1秒以上縮めており、「まだ(再び)泳ぎ始めて1年たってない中で、自己ベストからコンマ何秒という世界に戻って来られてすごくうれしい。過去は置いておいて、さらに上を向けるようにしたい」と話した。
復帰後はこれまで自由形のみに出場しており、100メートルでは4月の日本選手権の参加標準記録を突破している。次戦の東京都オープン(2月20、21日・東京辰巳国際水泳場)では、復帰後初めてバタフライを泳ぐ予定になっている。