トップリーグ 開幕延期で大会フォーマットも変更「最善を尽くす」
日本ラグビー協会は14日、緊急会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大により16日に予定していたトップリーグ(TL)の開幕を延期することを発表した。それにより、大会フォーマットの変更も決定した。
会見に出席した岩渕健輔専務理事は「決定の背景ですが、3チームから新たな陽性者が出た。現状すでに2試合の中止で、さらに多くの試合の中止をする必要が出てきた。濃厚接触者の確定にも時間がかかっており、グレーな状況のまま試合を進めることはできない。現状のフォーマットではリーグ成立(要件)の75%が難しい」と説明した。
延期となった開幕は2月上旬から中旬を見込んでいる。その場合、新たなフォーマットとして各8チーム2組に分け、1回戦総当たりの後、トップチャレンジリーグ(下部リーグ)の上位4チームを加えた計20チームによるトーナメントを行う方針だ。さらに開幕が遅れる場合にも備え、複数のフォーマットも用意している。
昨季は第6節で中止となったTL。岩渕専務理事は「今季は、とにかく成立をさせるための最善策を尽くす」と大会成立を目指す姿勢に変わりはない。