桐蔭学園 連覇へ快勝!スーパー1年生・矢崎由高が圧巻の3トライの大躍動

 「全国高校ラグビー・準決勝、桐蔭学園40-12大阪朝鮮高」(5日、花園ラグビー場)

 準決勝2試合が行われ、京都成章(京都)が伝統の守備力を発揮して24-21で優勝6度の東福岡(福岡第1)に競り勝ち、初の決勝進出を決めた。前回覇者の桐蔭学園(神奈川)は後半に地力を見せつけ、大阪朝鮮高(大阪第2)を40-12で退けて3大会連続8度目の決勝舞台に進んだ。史上最多の63校で争われた第100回記念大会決勝戦は9日午後2時5分から行われる。

 王者の貫禄だ。紺色のジャージーが花園によく映える。後半の連続攻撃による快勝で桐蔭学園が3大会連続の決勝進出。藤原秀之監督(52)が決戦を見据える。「あと1試合」。連覇に王手だ。

 試合を決めたのはスーパー1年生だった。前半を12-12の同点で折り返すと、後半3分に最初の見せ場が訪れる。敵陣10メートルから左中間ラックで右へ展開。最後にパスを受けたFB矢崎由高(1年)が右中間に勝ち越しトライ。「これで流れがくればと思いました」。同23分と30分にもトライを決めるハットトリックの躍動ぶりだ。

 持ち味が発揮できると確信した。5歳から大阪の吹田ラグビークラブでプレー。高校進学時には、関西の強豪校から誘いの話も受けたが「(桐蔭学園は)展開ラグビーがすごい。一番いいと」。自身が目指すスタイルを追求できる環境だと信じ進学先を決めた。

 2年連続の頂点まであと1勝。「(決勝戦が)楽しみです」と矢崎。最後まで思う存分に駆け回る。

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