関学大・大村監督がライスボウル意義で憂慮「安全を考えると…」

関学大・大村監督
1Q、タックルを受けながら突進するオービックRB李(撮影・金田祐二)
1Q、攻め込むオービックRB李(撮影・金田祐二)
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 「アメリカンフットボール・ライスボウル、オービック35-18関学大」(3日、東京ドーム)

 社会人王者のオービックと、学生王者の関学大が対戦し、オービックが7年ぶり8回目となる日本一に輝いた。これで、社会人の勝利は12年連続となった。関学大は大学チームとしては6年ぶりに3タッチダウンを奪う奮闘を見せたが大村監督は、大会の現状に、関学大の大村監督は「力の差がありすぎる」と言及した。

 近年、社会人Xリーグの各チームで外国人選手の補強が続いており、体格差も大きくなっている。オンサイドキックの成功、隙をついてのランプレーなどで善戦した関学大だったが、後半に入ると体格差が露呈する場面が増えた。

 今大会はコロナ禍の影響を踏まえて各クオーターが15分から12分に短縮されたが「12分でもこの点差。ケガのリスクは後半、疲労が蓄積すると一気に来る。安全を考えると必要ないと思う」とライスボウルそのものが不要ではないか、とした。

 オービックの大橋ヘッドコーチも「フィジカルの差は大きい。我々が国際試合をする時に感じるような感じ」などの点を指摘。アメリカンフットボールの競技特性上、激しい接触、タックルは避けられないため、大きな体格差は安全性を損なう可能性が高い。

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