関学大善戦も…オービックが勝利 ライスボウル社会人が12連勝

1Q、タッチダウンを決めるオービック・望月麻樹=東京ドーム(撮影・金田祐二)
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 「アメリカンフットボール・ライスボウル、オービック35-18関学大」(3日、東京ドーム)

 社会人王者のオービックと、学生王者の関学大が対戦し、オービックが7年ぶり8回目となる日本一に輝いた。これで、社会人の勝利は12年連続となった。関学大は大学チームとしては6年ぶりに3タッチダウンを奪う奮闘を見せた。

1Q 14-6

2Q 0-6

3Q 14-0

4Q 7-6

 序盤は関学大ペースだった。試合開始のキックオフでオンサイドキックを成功。QB奥野耕世(4年)を中心に着実にゲインを重ねると、主将のRB鶴留輝斗(4年)が27ヤードを獲得し、敵陣10ヤードへ。最後はRB前田公昭(3年)がTDを奪い、0-6と先制に成功する(TFPはキック失敗)。

 続くシリーズ、オービックはRB望月麻樹の8ヤードTDで7-6と逆転。さらに関学の攻撃をシャットアウトすると、パントをブロックし、敵陣14ヤードで攻撃権を獲得。QBジミー・ロックレイからTEホールデン・ハフへのTDパスが成功し、14-6とリードを広げた。

 第2Qは長らく得点に動きがなかったが、残り時間35秒、第3ダウンでRB三宅昂輝(4年)が自陣16ヤードから独走。84ヤードTDラン(2点コンバージョン失敗)で14-12と盛り返し、前半を終えた。

 第3Qは2本のTDでオービックが14点を加点。関学大はインターセプトで敵陣からの攻撃機会を得るも、得点にはつなげられなかった。

 さらに第3Q終盤から最終第4Qにかけて、オービックが自陣から着実にゲインを重ね、最後は42ヤードのTDパスに成功。35-12とリードを広げた。

 試合時間残り10分からは、関学大が意地を見せた。QB奥野のスクランブルやキーププレーで前進を続けると、相手の反則も重なり、ゴール前13ヤードへ。最後はRB前田がこの日2本目となるTDランを決めた。右奥を狙った2点コンバージョンは失敗に終わり、残り時間5分で35-18とした。

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