「フィギュアスケート・全日本選手権」（２７日、ビッグハット）

　女子フリーが行われ、昨年女王で、ＳＰ首位の紀平梨花（１８）＝トヨタ自動車＝は自身初めて４回転サルコーを決める演技でフリー１５４・９０点、合計２３４・２４点で、２連覇を達成した。

　ラベンダー色の衣装で、新フリープログラム「Ｂａｂｙ，　Ｇｏｄ　Ｂｌｅｓｓ　Ｙｏｕ」を舞った。冒頭に４回転サルコーを着氷させた。日本女子では元世界女王の安藤美姫さん以来となる４回転の成功となった。続くトリプルアクセルは回転不足となり、シニア女子世界初の４回転ジャンプとトリプルアクセルの同時成功はならなかったが、その後は完璧な演技で圧巻の演技をみせた。安藤さんは紀平の演技後ツイッターを更新し、「４回転サルコー成功は今後の自信に繋がります。ジャンプの流れがいつもよりなかったかなとは思いますが、新たに柔らかい曲での挑戦も将来を見据えてのこと。最後まで集中して落ち着いた演技でした。ここからがスタートですね。おめでとうございます」と、祝福した。