樋口新葉はSP61・53点 トリプルアクセルで転倒
「フィギュアスケート・全日本選手権」(25日、ビッグハット)
女子ショートプログラム(SP)が行われた。昨年2位で初優勝を目指す樋口新葉(19)=明大=は、冒頭のトリプルアクセルで転倒。続く3回転ルッツもオーバーターンとなり、トーループとのコンビネーションも2回転となった。最後の3回転フリップは加点がつくジャンプとなったが、演技後は悔しそうに右こぶしを握った。
「そんなにうまくいかないな」と樋口。前戦のNHK杯ではわずかな回転不足で出来栄えを示すGOEがマイナスになったが、流れの中で着氷はできていた。競技会で初成功を狙った今大会も、前日練習で3本着氷し、手応えを口にしていた。
しかし、本番では着氷で軸足が折れるように倒れ込んだ。「あのような転び方をしたのが試合では初めて。結構ひどい転び方をした印象だったので、切り替えがうまくできなかったのかなと思う」と振り返った。




