鶴竜は3日連続相撲を取らず 腰痛回復途上「今の自分には難しい」進退かかる初場所へ不安

 3場所連続休場から復活を目指す大相撲の横綱鶴竜(35)=陸奥=が19日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加したが、3日連続で相撲を取る稽古を回避した。合同稽古は残り後半3日間となったが「もうちょっとこう(稽古参加)人数が多いかなと思ったんだけど。ちょっとこの人数ではね。今の自分にはちょっと、難しいかなと思いますけどね」と、最後まで実戦を行わないことを示唆した。

 初日から変わらず基礎運動、ぶつかり稽古の胸出しなどで汗を流した。持病の腰痛を抱え慎重な姿勢が続く。「まだ5割くらいだと思います。まあ焦らず、着実にやっていけたらいいなと思います」とあくまでマイペース。合同稽古は前半を終え「こうやって参加することで雰囲気っていうか、その関取衆を見てくっていうか、そういうこと稽古とか見られないですから今。そうやってやってるところを見られるというのは、すごく良いと思います」と前向きに話した。

 最後にぶつかり稽古に胸を出した白鵬(宮城野)とは対照的に調整が進まない。先場所後、横綱審議委員会で白鵬とともに史上初の「注意」決議を下された。来年初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)で進退を懸けて出場が求められている。10日には日本国籍を取得し、日本人として初めて迎える新年初場所へ、不安が募る。

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