コロナ感染の湊親方、17日から入院 病床足りず検査から3日後

 日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が18日、電話での代表取材に応じ、15日に新型コロナウイルス感染が判明した湊親方(元幕内湊富士)が17日から埼玉県川口市の病院に入院したことを明かした。「(検査日の14日から)入院まで3日かかった」と同部長は感染が拡大し、病床が足らない厳しい現状を受け止めた。

 湊部屋の力士は幕内逸ノ城ら10人全員が陰性。同親方の家族、濃厚接触者ら全員がPCR検査を受けたが陽性者はいなかった。

 また11日に幕内天空海(立浪)らが新型コロナ陽性となるなど、力士10人の集団感染が発生した立浪部屋では、15日以降、感染力士が順次、退院する。「軽症の者、回復した者は退院していく」と同部長は話した。

 17日には都内の感染者が800人を超えるなど協会としても感染の推移を注視していく。3月の春場所(3月14日初日、エディオンアリーナ大阪)で1年ぶりの地方場所開催を決めているが、観客数は未定。

 「国技館の感染対策、空気の流れ、換気の状況はできている。よその体育館は造りが違うので、どれくらいで空気が入れ替わるとか難しい。感染症の先生も世間の感染者の増加と比較してなかなか判断は出しづらいと。大阪場所をやりますよという判断はしてるけど、どれくらい(観客を)入れるとかの判断をまだ下しにくい。(大阪場所)担当の親方が一生懸命にやっている。何パターンか考えていくしかない。こういう場合はこのパターンとか」と、感染状況をギリギリまで見極めることになりそうだ。

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