照ノ富士 大関復帰へ来場所は「まずは13番、2桁以上目指す」早くも実戦稽古再開

 大相撲の元大関で小結照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が4日、都内の部屋で幕内宝富士らと15番以上、相撲を取るなど調整した。「うちの部屋の状況はそういう感じ」と今週に入り早や実戦稽古を再開。「いつも通り、普通」と力を込めた。

 先場所は13勝を挙げ、優勝争いを演じた。千秋楽は大関貴景勝(常盤山)を本割で撃破。優勝決定戦では敗れ、2場所ぶり優勝こそ届かなかったが、再び大関取りへ向け、大きな起点となった。

 「まあ良かったかなと。もう場所終わってるんで、次の場所に向けて頑張るだけなので」と前だけを見据えた。先場所前から「この3場所が大事」と言い続け、大関復帰へ気合を高めてきた。

 最初の場所をクリアし、初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)にも期待は高まる。「まずは13番なので、(来場所)2桁以上は目指してという感じかな」と語った。

 両膝の負傷などで一時は大関から序二段まで落ちたが、地道に治療と強化を重ね復活。今年の初場所で十両に復帰すると、新入幕の7月場所は5年ぶり優勝を果たした。1年納めの先場所は3年ぶりの三役返り咲きで13勝するまで戻った。

 「まあ予定通りかなと思います。(体は)まだ完全まではいってないけど、ちょっとずつ感覚が戻ってきているかなと。できることを全部やって、それで見てる人が喜んでくれたらいいかなと」と、手応えも感じている。

 先場所後の11月29日が29歳誕生日だった。「まあ、いろいろ学んだかなと。20代最後の年、いい締めして終わらせて、30代に入りたいと思う」と話した。

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