萩野公介復活V「素直に勝ててうれしい」400個メドレー王者返り咲き
「競泳・日本選手権」(3日、東京アクアティクスセンター)
男子400メートル個人メドレー決勝が行われ、16年リオ五輪同種目金メダルの萩野公介(26)=ブリヂストン=が4分13秒32で1位だった。不振による休養で19年大会を欠場しており、2年ぶりに日本王者に返り咲いた。
最初のバタフライは3番手でターン。得意の背泳ぎで徐々に前に出ると、150メートルのターンでトップに立った。平泳ぎではトップを守り、最後の自由形で加速。リードを守り切った。
「『気持ちで勝つんだ』という気持ちで泳いだ」と萩野。「素直に勝てて、ある程度のタイムで泳げたことがうれしい」と振り返った。また、試合に向けた調整はほとんどしていなかったといい「自信につながる」と表情は明るかった。
五輪会場となるプールで勝ちきったことは「プールのおかげ」と感謝。「ワクワクした気持ちになった。来年がまた楽しみ」と話した。