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関学大が逆転サヨナラFG QB奥野が導いた!5年連続甲子園ボウル出場

 第2Q、同点のTDパスを決め喜ぶ関学大・奥野(撮影・山口登)
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 「関西学生アメフト、関学大16-14立命大」(28日、万博記念競技場)

 関学大が立命大を劇的な逆転で下して優勝し、5年連続54度目の甲子園ボウル出場を決めた。1点を追う第4Q残り1分36秒からの攻撃で、QB奥野耕世(4年)のパスを中心に前進。K永田祥太郎(3年)が21ヤードのFGを試合終了と同時に決めて3点を奪い、16-14と逆転した。関学大は東西王座決定戦として行われる第75回甲子園ボウル(12月13日、甲子園球場)に関西王者として出場。11月29日の桜美林大-日大戦の勝者に決まる関東王者と対戦する。

 残り3秒。「決まる、決まる」というQB奥野の思いはかなった。FGがゴールポストの間を通り抜けると時計の数字がゼロになった。逆転サヨナラ勝ち。「うれしいのと、ここ最近の緊張が解けて力が抜けた」。4年生、エースQBとしての実感がこもった。

 第3Qにパスを2度インターセプトされた。「完全に僕の自滅」。並のQBなら自分を見失ってもおかしくないが奥野は違う。冷静に攻撃を率い、FG2本で1点差。そして試合終了まで残り1分36秒、自陣32ヤードからの攻撃が真骨頂だった。

 最初の2連続パス失敗も「無理してインターセプトされたらおしまい」と意に介せず、第3ダウンでWR鈴木海斗(4年)へ24ヤードのパスを通して敵陣へ侵入。その後も次々とパスを通すなどし、逆転FG圏内のゴール前4ヤードまで進んだ。

 脳裏にあったのは2年前、立命大との西日本代表校決定戦。その試合でも奥野は3インターセプトを喫したが、最後の攻撃で敵陣へ攻め込み、残り2秒で逆転FGが決まって20-19で勝利した。

 「最近2年前のことを思い出して、自分自身の中で最悪の状況を考えていた。劣勢で攻撃がまわってくることは想定していたし、ベンチでも『言ってる通りやろ』と」

 試合の中で浮き沈みがあった2年時は先輩QBらに助けられた勝利だったが、今回は違う。今季から指揮を執る大村和輝監督の「奥野は経験が豊富。(逆転FGに)持っていく力はあった」という信頼に完璧に応えた。

 その2年時の春、日大との定期戦で悪質タックルに見舞われたことが、奥野が大きな注目を浴びるきっかけになった。甲子園ボウルの相手は決まっていないが「(コロナ禍で定期戦再開がならず)春に日大とできなかった。最高の舞台でできることになればうれしい。本気で勝ちにいきたい」。集大成になる一戦はもう目の前だ。

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