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貴景勝 初の年間最多勝当確!首位守り2場所連続10勝

 「大相撲11月場所・11日目」(18日、両国国技館)

 大関貴景勝が初顔の埼玉栄高後輩、琴勝峰を突き落としで一蹴し、2場所連続2桁10勝目を挙げ、首位を守った。3歳下のホープに貫禄を見せつけ、2年ぶりV2へ加速。今年の勝ち星を48勝とし、初の年間最多勝タイトルも確実とした。豊昇龍を押し倒した幕尻の志摩ノ海と2人が1敗トップで並走。1差の2敗で小結照ノ富士、平幕竜電が追う。

 若き勢いを先輩貴景勝がフルパワーで跳ね返した。立ち合い、頭からの猛攻かましと強烈な突きを3発。ひるまず押し返してきた琴勝峰を左からの一撃で突き落とした。

 10勝に乗せ首位を死守。出場最高位の責任を背負い勝つことが使命。後輩相手にも「集中して気合を入れてやろうと、それだけを考えた」と特別な感情を持たず結びを締めた。

 一方で埼玉栄魂は胸にある。10歳上の大先輩、元大関豪栄道(現武隈親方)が今年初場所後に引退し、同校OBでは24歳の自身が最高位。今場所も8日目から結びで北勝富士、翔猿、妙義龍と先輩と対戦し、そしてこの日が4日連続“OB対決”だった。

 「ずっと先輩に立ち向かっていっていた。初めて栄の後輩(と対戦)。だから何ってわけじゃないけど、栄で育ってくれているのはうれしい」と語った。

 自身も豪栄道らの背中を追った。「人が感じること。自分は自分で一生懸命やる」と、土俵で後輩に伝えていくつもり。2関脇を破り大関初挑戦の琴勝峰に「強くなる。一生懸命やっていれば」と貫禄のエールも送った。

 同校相撲部の山田道紀監督は琴勝峰の成長に目を細めながら、やはり期待は貴景勝。「疲れが出てきているけど、ここからは気力だよ。優勝で来場所は綱とり」と力も入る。

 20年の勝ち星48勝は正代と並びトップ。正代の再出場はない見通しで初の年間最多勝も当確となった。あと4日、18年九州場所以来2年ぶりV奪還へスパート。「新弟子の頃から毎日が大事。あしたは違うとか一回もない」と“侍大関”は不動心を貫く。

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