バッハ会長 レインボーブリッジの絶景を絶賛「たぶん東京と恋に落ちるだろう」

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(66)が17日、来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの選手村とメインスタジアムである国立競技場、五輪ミュージアムを視察した。常に五輪開催に反対する抗議の声が響き渡る、物々しい雰囲気での視察。日本ではまだ開催に否定的な声が多いが、同会長は「説明を続ける」と粘り強く対応していく考えを示した。

 バッハ会長が、視察した選手村や国立競技場を絶賛した。初めて訪問した選手村では、居住棟や食堂に足を運び「素晴らしい。スペースもたくさんあるし、明かりも十分取り込まれている」と高評価。窓からレインボーブリッジを目の当たりにし「夜に見るときには、たぶん東京と恋に落ちるだろう」と絶景にほれ込んだ。

 トライアスロン女子で4大会連続の五輪を目指す上田藍(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)ら選手とも面会。IOCのエンブレムのピンバッジを手渡して激励した。案内役を務めた川淵三郎村長は「選手に対して愛情豊かに接しておられた。『成功間違いなし』というふうな言葉もいただいた」と明らかにした。

 同会長は国立競技場についても「まだ五輪ではないのに五輪のような雰囲気を醸し出している。日本的で地味で落ち着いた感じ」と好印象を吐露。駆け足の視察で施設への満足感を存分に漂わせていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス