京産大、終了間際に劇的逆転トライ 初陣の伊藤鐘史監督「思い描いた通り」

 「ラグビー・関西大学Aリーグ、京産大33-27立命大」(8日、大阪・鶴見緑地球技場)

 開幕節を行い、2015年W杯イングランド大会日本代表で、今春に就任した伊藤鐘史監督(39)率いる京産大が、立命大に33-27で競り勝って白星発進した。

 10月17日の交流試合で31-12と快勝した立命大との“再戦”。前半14分、SO西仲がステップを効かせてトライにつなげ、京産大が先制した。

 17分に追いつかれ、23分に勝ち越したものの、30分、そして前半ロスタイムにトライを奪われ、前半は14-19で折り返した。

 後半は開始早々にトライを奪われ、14-24。その後、7分にラインアウトからモールで押し込み、ゴールも決まって3点差に詰め寄った。11分にPGを決められ、6点差に開いたものの、24分にトライを奪って1点差とした。

 26-27のまま、ロスタイムに突入。終了間際、相手の反則を契機に、ラインアウトからモールで攻め、最後はフランカー三木(1年)がゴール下にトライし、31-27と勝ち越した。ゴールも決まり、33-27で競り勝った。

 伊藤監督は「『ザ・開幕戦』という日だった。選手たちには、『前回(の交流試合)と同じような展開にはならない』と言い続けていた。立命さんも必死にくるし、うちも必死にやる。『80分後に1点差でもいいから勝っていればいい』という話をしていた。ひやひやものだった。結果的には思い描いていた通り。選手はよく頑張った」とたたえた。

 8校による関西大学Aリーグは、今季は総当たり戦ではなく、昨季の奇数順位と偶数順位の2組に分かれて実施。各組の同じ順位同士が対戦して最終順位を決め、3位までが全国大学選手権への出場権を得る。

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