東京五輪・パラリンピック組織委員会は21日、観客らが競技会場に入る際に通る手荷物検査エリア運営の実証実験を東京都内で報道陣に公開した。新型コロナウイルス対策として、入場時の検温はサーモグラフィー、非接触型の検温計、手首に貼るだけで発熱しているかどうかが分かる「検温シール」の3方法をテスト。待機列は1~1・5メートルの間隔を空けて並んでもらう形を試し、検査する警備員はマスクやフェースシールドなどを着用した。
今回の検証結果などを踏まえ、本番時の対策を協議する。
3日間にわたった実証実験では、ゲート式金属探知機やエックス線検査装置などを使って手順を訓練した。